火山噴火予知連絡会会長会見(定例)
報道発表日
平成18年11月14日
概要
火山噴火予知連絡会(会長:藤井敏嗣東京大学教授)は、第105回定例会議を開催し、全国の火山活動について検討を行いました。
本文
全国の火山活動について(要旨)
口永良部島では、火山性地震や微動がやや多くなっており、新岳火口付近の膨脹や熱活動の高まりがみられています。火山活動はやや活発な状況で、火口周辺では引き続き注意が必要です。
桜島では、6月4日に新たな噴火が始まった昭和火口では、6月21日以降噴火は発生していませんが、南岳山頂火口では爆発的噴火が時々発生し、火山性地震や微動のやや多い状態が続いています。火山活動はやや活発な状況で経過しています。火口周辺では引き続き注意が必要です。
三宅島では、火山活動に全体として大きな変化はなく、やや活発な状況で経過しています。多量の火山ガス放出は当分継続すると考えられます。
雌阿寒岳では、今年3月21日の小噴火以降、噴煙活動が次第に低下し、8月下旬以降火山活動は静穏に経過しています。
浅間山では、火山性地震・微動の回数や火山ガス放出量が次第に低下し、9月下旬以降火山活動は静穏に経過しています。
阿蘇山では、中岳第一火口の熱活動は低下し、8月上旬以降火山活動は静穏に経過しています。なお、南阿蘇村吉岡の噴気地帯では一時的な噴気活動の高まりがみられました。
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地震火山部火山課
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