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平成18年11月9日に奥尻町で発生した突風について(現地調査の報告)

報道発表日

平成18年11月10日

概要

11月9日に奥尻町で発生した突風について、10日午前9時頃より第一管区海上保安本部と連携し、同本部所属のヘリコプターによる上空からの被害調査及び現地調査を実施しました。

本文

11月9日に奥尻町で発生した突風について、10日午前9時頃より第一管区海上保安本部と連携し、同本部所属のヘリコプターによる上空からの被害調査及び現地調査を実施しました。

1.突風の原因
 奥尻町で発生した突風は、以下の根拠により、竜巻の可能性が高い。

  • (1)突風が発生した地域の上空に強いレーダーエコーが存在した。また、衛星画像でも同地域に発達した積乱雲が見られる。
  • (2)被害地域は南西から幅約200m、長さ約700mで北東に延びる細長い地域に集中している。
  • (3)倒壊の方向、飛散物の飛散の方向に発散を示すものがない。
  • (4)渦巻状、漏斗状の雲を認めたと言う証言が複数ある。
  • (5)目撃証言からゴーと言う飛行機のような音を聞いたと言う報告が2件ある

2.気象概況
 11月9日宵のうちにかけて、寒冷前線が檜山奥尻島付近を通過した。寒冷前線前面では、大気の状態が非常に不安定となって、活発な積乱雲が発生し、短い時間に激しい雨と突風が発生した。

関連資料

問い合わせ先

気象庁予報部予報課
電話03-3212-8341(内線)3125
函館海洋気象台業務課
電話0138-46-2211


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