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平成18年10月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成18年11月7日

概要

平成18年10月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     10月24日に鳥島近海の地震(M6.8)により伊豆諸島などで微弱な津波を観測しました。震度5弱以上を観測した地震はありませんでした。
     全国で震度1以上が観測された地震の回数は102回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は101回でした。
     国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。

  • 火山活動
     噴火が観測されたのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
     桜島では、南岳山頂火口から爆発的噴火があったほか、小規模な噴火も時々発生しました。昭和火口からの噴火はありませんでした。
     諏訪之瀬島では、爆発的噴火があったほか、小規模な噴火も時々発生しました。
     口永良部島では、火山性地震および火山性微動のやや多い状態が続いています。GPSによる地殻変動観測では9月頃から新岳火口付近の膨張を示す変化が観測されています。また、鹿児島県及び第十管区海上保安本部の協力により行った上空からの観測では、2005年2月の観測に比べ新岳火口付近で熱活動の高まりを示す変化が認められています。火山活動はやや活発な状況で、火口周辺では注意が必要です。
     三宅島では、噴煙活動が活発で、多量の火山ガス放出が続いています。
     なお、阿蘇山では、南阿蘇村吉岡にある噴気地帯で15日夜~16日と21日に噴気が一時的に強まり、少量の泥などの噴出があり、その後も噴気のやや強い状態が続いています。中岳第一火口の火山活動は静穏な状況です。
     箱根山では、9月下旬から10月中旬にかけて一時的に地震がやや多発しましたが、火山活動は静穏な状況です。


図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話03-3212-8341(内線4581)
火山:地震火山部火山課 電話03-3212-8341(内線4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、国土地理院ホームページの記者発表資料を参照ください。


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