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昭和基地上空のオゾン全量が過去最小を記録

報道発表日

平成18年10月5日

概要

 今年の南極オゾンホールは最大級に発達し、昭和基地上空のオゾン全量が過去最小を記録しました。

本文

オゾンホールの状況

 第47次南極地域観測隊による昭和基地での観測によると、基地上空のオゾン全量は10月3日に117m atm-cmと過去最小を記録し(昨年までの最小値は1995年10月6日の 128m atm-cm)、オゾンホールが現れる前の1980年以前と比べて、半分以下の値となっています。
 また、米国航空宇宙局(NASA)の衛星観測によれば、今年のオゾンホールは、9月24日にその面積及び欠損量が次の通りとなり、最大級に発達しました。
面積:2,930万km²(2000年に次いで第2位)
欠損量:10,500万トン(2003年に次いで第2位)

最大級となった理由

 オゾンホール形成の大きな要因はオゾン層破壊物質と気象条件です。大気中のオゾン層破壊物質の濃度が1990年代後半のピーク後も高い状態が持続している中で、今年はオゾン破壊の促進に関係する南極域成層圏の低温域(-78℃以下)の面積が過去10年間の最大レベルで推移しました。このため、オゾンホールが最大級に発達したものと考えられます。



問い合わせ先

地球環境・海洋部環境気象管理官付 オゾン層情報センター
電話03-3212-8341(内線)4212

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