平成18年8月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
平成18年9月11日
概要
平成18年8月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
- 地震活動
震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
全国で震度1以上が観測された地震の回数は94回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は68回でした。
国土地理院のGPS観測結果では、東海地域及びその周辺における、プレート境界のゆっくり滑りに起因すると思われる長期的な地殻変動は、すでに停止していると考えられます。
- 火山活動
噴火が観測されたのは、三宅島、桜島及び諏訪之瀬島でした。
三宅島では、23日04時28分頃ごく小規模な噴火が発生し、山麓で微量の降灰を確認しました。噴火の発生は2006年2月17日のごく小規模な噴火以来です。二酸化硫黄を含む多量の火山ガスの放出は依然として続いています。
桜島では、南岳山頂火口から小規模な噴火が時々発生していますが、昭和火口からの噴火はありませんでした。噴火活動は比較的静穏な状況になっていることから、18日にレベルを3(活発な火山活動)から2(比較的静穏な噴火活動)に引き下げました。
諏訪之瀬島では、13日、14日および28日に爆発的噴火が発生したほか、小規模な噴火も時々発生しました。
浅間山では、噴煙活動がやや活発な状態です。火山活動はやや活発な状況が続いています。
なお、雌阿寒岳および阿蘇山では、火山活動はそれぞれ静穏な状態になっています。
図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
地震:地震火山部管理課 電話03-3212-8341(内線4581)
火山:地震火山部火山課 電話03-3212-8341(内線4530)
資料全文
参考資料
国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、国土地理院ホームページの記者発表資料を参照ください。