平成18年7月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
平成18年8月8日
概要
平成18年7月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
- 地震活動
震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
全国で震度1以上が観測された地震の回数は121回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は44回でした。
国土地理院のGPS観測結果では、東海地域及びその周辺における、プレート境界のゆっくり滑りに起因すると思われる長期的な地殻変動は、すでに停止していると考えられます。
- 火山活動
噴火が観測されたのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
桜島では、昭和火口からの噴火は発生しませんでしたが、南岳山頂火口からは噴火が時々発生しました。火山性地震や微動はやや多く、振幅のやや大きなものも時々発生しました。火山活動は活発な状況が続いています。
諏訪之瀬島では26日、27日及び30日に爆発的噴火が発生したほか、小規模な噴火も時々発生しました。火山活動は活発な状況が続いています。
浅間山では、噴煙活動がやや活発で、火山ガスの放出量もやや多い状態が続いています。火山活動はやや活発な状況が続いています。
三宅島では、噴煙活動が活発で、多量の火山ガス放出が続いています。下旬には火山性地震が一時的にやや多くなりました。火山活動はやや活発な状態が続いています。
図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
地震:地震火山部管理課 電話03-3212-8341(内線4581)
火山:地震火山部火山課 電話03-3212-8341(内線4530)
資料全文
参考資料
国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、国土地理院ホームページの記者発表資料を参照ください。