エルニーニョ監視速報No.165(2006年5月)
報道発表日
平成18年6月09日概要
太平洋赤道域の大気・海洋の状況(2006年5月)と エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する今後の見通しについて解説します。本文
- 太平洋赤道域の海面水温は、西部で平年より高いことを除き、全域で平年並だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、東部でほぼ平年並、西部で正偏差だった。太平洋赤道域の対流活動はほぼ全域で平年並だった。ラニーニャ現象時の特徴は解消した。
- エルニーニョ監視海域の海面水温は夏から秋にかけて基準値に近い値で推移すると予測され、今回のラニーニャ現象はこの春に終息したと考えられる。予測期間中にエルニーニョ現象およびラニーニャ現象の発生する可能性は低い。
問い合わせ先
地球環境・海洋部気候情報課 エルニーニョ班電話03-3212-8341(内線)5134, 5135