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平成18年4月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成18年5月9日

概要

平成18年4月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     伊豆半島東方沖(伊東市の川奈崎の沖合い)では4月17日頃から地震が多発し、21日にはM5.8の地震により最大震度4を観測しました。また、30日にはこの地震活動の活動域から北北西に約15km離れた場所でM4.5の地震が発生し、最大震度 5弱を観測しました。
     津波を観測した地震はありませんでした。
     全国で震度1以上が観測された地震の回数は162回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は106回でした。
     気象庁及び国土地理院などの地殻変動観測結果では、4月17日頃から始まった伊豆半島東方沖の地震活動に伴い、活動域周辺で地殻変動が見られました。また、国土地理院のGPS観測結果では、東海地域及びその周辺における、プレート境界のゆっくり滑りに起因すると思われる長期的な地殻変動は、最近は停滞しているように見えます。
     
  • 火山活動
     噴火が観測されたのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
     桜島では、19日に爆発的噴火があったほか、小規模な噴火等が発生しましたが、桜島の噴火活動としては比較的静穏な状態が続いています。
     諏訪之瀬島の火山活動は活発な状態が続いています。爆発的噴火は観測されませんでしたが、4~19日と26日~29日にかけて火山性連続微動を観測し、小規模な噴火が時々発生しました。
     雌阿寒岳では、ポンマチネシリ山頂の赤沼火口や北西側斜面の噴煙活動は噴火直後に比べ低下傾向がみられるものの依然活発な状態が続いています。特に山頂火口近傍及び北西側斜面では注意が必要です。
     浅間山では、火山性地震および微動の発生回数ならびに火山ガスの放出量がやや多く、火山活動はやや活発な状態が続いており、山頂付近では注意が必要です。
     三宅島では、二酸化硫黄を含む多量の火山ガスの放出は依然として続いており、火山活動はやや活発な状態が続いています。今後も火山ガスに対する警戒が必要です。
     阿蘇山では、今期間を通じて、湯だまりの表面温度が70℃前後とやや高い状態が続き、小規模な土砂噴出も発生するなど、熱活動はやや活発な状態が続いています。火口付近では引き続き火山ガスに対する注意が必要です。

図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話03-3212-8341(内線4581)
火山:地震火山部火山課 電話03-3212-8341(内線4530)

資料全文

参考資料


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