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平成18年3月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成18年4月10日

概要

平成18年3月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     3月27日に日向灘でM5.5の地震が発生し、最大震度5弱を観測しました。津波を観測した地震はありませんでした。
     全国で震度1以上が観測された地震の回数は109回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は76回でした。
     東海地域及びその周辺における、プレート境界のゆっくり滑りに起因すると思われる長期的な地殻変動は、最近は停滞しているように見えます。
     

  • 火山活動
     噴火が観測されたのは、雌阿寒岳、諏訪之瀬島及び桜島でした。
     雌阿寒岳では21日にポンマチネシリ山頂の赤沼火口と北西側斜面で小規模な噴火が発生し、雌阿寒岳南東側で微量の降灰が観測されたほか、山頂北西側斜面でごく小規模な泥流が発生しました。その後も、赤沼火口や北西側斜面で活発な噴煙活動が続いており、火山活動は活発な状態が続いています。特に、山頂火口近傍および北西側斜面では注意が必要です。
     諏訪之瀬島では、3日及び5日~7日に爆発的噴火が多発しました。諏訪之瀬島ではこのような活動が繰り返されており、火山活動は活発な状態が続いています。
     桜島では、ごく小規模な噴火は発生しましたが爆発的噴火は観測されず、桜島の噴火活動としては比較的静穏な状態が続いています。
     浅間山では、火山性地震および微動の発生回数ならびに火山ガスの放出量がやや多く、火山活動はやや活発な状態が続いています。
     三宅島では、二酸化硫黄を含む多量の火山ガスの放出は依然として続いており、火山活動はやや活発な状態が続いています。
     阿蘇山では、24日の観測で、湯だまり量が約8割と減少傾向にあり、湯だまりの表面温度が約73度とやや高く、またごく小規模な土砂噴出の発生が確認されました。このため、同日火山活動度レベルを1から2に引き上げました。阿蘇山の火山活動はやや活発な状態が続いています。火口付近では引き続き火山ガスに対する注意が必要です。
     口永良部島では、火山性地震はやや多い状態が続いており、22日に振幅のやや大きな火山性微動が発生するなど、火山活動はやや活発な状態が続いています。

図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話03-3212-8341(内線4581)
火山:地震火山部火山課 電話03-3212-8341(内線4530)

資料全文

参考資料


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