平成18年2月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
平成18年3月7日
概要
平成18年2月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
-
地震活動
震度5弱以上を観測した及び津波を観測した地震はありませんでした。
全国で震度1以上が観測された地震の回数は81回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は74回でした。
国土地理院のGPS観測結果では、東海地域及びその周辺における長期的な地殻変動は、最近は小さくなっているように見えます。 -
火山活動
噴火が観測されたのは、三宅島、桜島及び諏訪之瀬島でした。このうち最も活動が活発であったのは諏訪之瀬島で、6~9日及び23日に小規模な爆発的噴火が多発しました。諏訪之瀬島ではこのような活動が繰り返されており、火山活動は活発な状態が続いています。桜島では爆発的噴火が3回観測されましたが、桜島の噴火活動としては比較的静穏な状態が続いています。三宅島では、17日にごく小規模な噴火が発生し、山麓でごく微量の降灰がありました。三宅島で噴火が観測されたのは2005年5月のごく小規模な噴火以来です。二酸化硫黄を含む多量の火山ガスの放出は依然として続いています。
雌阿寒岳では18~19日に地震が多発しました。地震の発生回数はその後減少したものの、やや多い状態が続いており、火山活動はやや活発な状態です。
浅間山では、上旬まで地震の多い状態が続き、火山ガスの放出量もやや多く、微弱な火映も観測されました。火山活動はやや活発な状態が続いています。
霧島山新燃岳で2月1日に振幅のやや大きな微動が観測されました。火山活動はやや活発な状態が続いています。
図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
地震:地震火山部管理課 電話03-3212-8341(内線4581)
火山:地震火山部火山課 電話03-3212-8341(内線4530)