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平成17(2005)年の世界と日本の年平均気温について ~世界の年平均気温は統計開始以来2番目の高さ~

報道発表日

平成18年2月2日

概要

2005年の世界の年平均気温の平年差は+0.32℃で、統計を開始した1891年以降では1998年に次いで2番目に高い値でした。

本文

世界の年平均気温

 平成17(2005)年の世界の年平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)の平年差は +0.32℃で、統計を開始した1891年以降では1998年に次いで2番目に高い値でした。 世界の年平均気温は、長期的には100年あたり0.66℃の割合で上昇していますが、 特に1980年代中頃以降、高温となる年が頻出しています(図)。
世界の年平均気温の平年差の経年変化(1891~2005年)
棒グラフは各年の値、紺の曲線は各年の値の5年移動平均を、赤の直線は長期変化傾向を示す。

日本の年平均気温

 平成17(2005)年の日本の年平均気温の平年差は+0.18℃で、統計を開始した1898年以降では14番目に高い値でした。日本の年平均気温は、長期的には100年あたり1.06℃の割合で上昇しており、特に1990年代はじめ以降、高温となる年が頻出しています。

平均気温の変動の要因

 図中の赤線で表される平均気温の数十年~百年規模での上昇傾向の要因としては、二酸化炭素など温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化が考えられます。また、図中の紺の曲線で表される5年移動平均の変動には、長期的な上昇傾向に加えて、数年~数十年程度の時間規模の海面水温の変動などが関わっていることが考えられます。日本の平均気温の変動が、世界の平均気温の変動より大きくなっているのは、偏西風の蛇行など気温を大きく変動させる要因が加わっているためと考えられます。

 世界及び日本の年平均気温、月平均気温並びにその算出方法は、気象庁ホームページにて随時更新・掲載しています(http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/index.html)。

問い合わせ先

気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課 情報係
電話 03-3212-8341(内線)2264

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