エルニーニョ監視速報No.159(2005年11月)
報道発表日
平成17年12月12日概要
太平洋赤道域の大気・海洋の状況(2005年11月)と エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する今後の見通しについて解説します。本文
- 太平洋赤道域の海面水温は、東部の負偏差が強まった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、西部で正偏差、東部で負偏差が見られた。太平洋赤道域の大気下層では西部を中心にほぼ全域で東風偏差が卓越した。
- エルニーニョ監視海域の海面水温は、今冬は基準値(1961~1990年の30年平均値)よりやや低い値で推移し、その後春にかけて基準値に近づくとみられる。予測期間中にエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生する可能性は低い。
問い合わせ先
地球環境・海洋部気候情報課 エルニーニョ班電話 03-3212-8341(内線)5134, 5135