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平成17(2005)年9月の世界と日本の地上気温について(速報)

報道発表日

平成17年10月14日

概要

2005年9月の世界の月平均地上気温は、1880年以降で最も高い値となりました。 また、9月の日本の月平均地上気温は、1898年以降で3番目に高い値となりました。

本文

 気象庁の解析によれば、2005年9月の世界の月平均地上気温の平年差(陸上のみ)は+0.85℃(10月14日現在の速報値)と、9月の気温としては1998年の+0.59℃を超え、統計を開始した1880年以来、最も高い値となりました。 また、9月の日本の月平均地上気温の平年差は+1.38℃で、1898年以降で1999年、1961年に続き3番目に高い値となりました。
 地域的には、特に東アジアから中央アジア、シベリア、北米中・東部から南米北部およびアフリカ西部などでかなり高温になりました。 その理由として、日本付近では夏の高気圧の勢力が9月に入っても依然として強かったことなどが挙げられます。
 9月の世界の月平均地上気温は長期的には100年あたり+0.4℃の割合で、日本の月平均地上気温は長期的には100年あたり+0.9℃の割合で上昇しており、とりわけ1990年代後半以降に高温が頻出しています。 また、2001年後半以降、対流圏の気温および海面水温の高い状態が続いています。 これらの要因としては、二酸化炭素などの増加に伴う地球温暖化の影響に、自然変動による数年~数十年程度の時間規模で繰り返される変動が重なったものと考えられます。

 図表を含めた本文については、下記の「資料全文」をご参照下さい。

問い合わせ先

気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話03-3212-8341(内線2264)

資料全文


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