平成17年5月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
平成17年6月7日
概要
平成17年5月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
-
地震活動
特に目立った地震活動はありませんでした。なお、福岡県西方沖の地震活動は、5月2日にM5.0(最大震度4)の地震が発生しましたが、余震活動は全体として減衰してきています。
全国で震度1以上が観測された地震の回数は134回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は76回でした。
国土地理院のGPS観測結果では、東海地域及びその周辺においては、2001年頃からの長期的な地殻変動が継続しています。その他の地域では、特段の変化はありませんでした。
なお、期間外ですが、6月3日04時16分に熊本県天草芦北地方でM4.8の地震が発生し、最大震度5弱を観測しました。 -
火山活動
噴火が観測されたのは、三宅島、桜島及び諏訪之瀬島でした。諏訪之瀬島では下旬から噴火活動が活発になりました。三宅島及び桜島の噴火はごく小規模なものです。
浅間山では、噴火は発生していませんが、活発な噴煙活動が継続し、また微弱な火映現象もほぼ連日観測されており、火山活動度レベル3(小~中噴火の可能性)が継続しています。
阿蘇山では、4月15日以降噴火がなく、5月7日頃から火山性連続微動の振幅が小さくなるなど活動にやや低下が見られたことから、5月13日に火山活動度レベルを3(小規模な噴火の可能性)から2(やや活発な火山活動)に変更しました。現在も、やや活発な火山活動が継続しています。
三宅島の多量の火山ガスの放出は依然として継続しています。
図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
地震:地震火山部管理課 電話03-3212-8341(内線4581)
火山:地震火山部火山課 電話03-3212-8341(内線4530)