エルニーニョ監視速報(No.323)について

2019年7月の実況と2019年8月〜2020年2月の見通し

報道発表日

令和元年8月9日

概要

  • エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっている。一方、インド洋熱帯域は海面水温の高い状態が続いている。
  • 今後冬にかけてエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高い(60%)。
  • インド洋熱帯域の海面水温の高い状態は、今後秋にかけて解消していくと予測される。

本文

エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっています。一方、インド洋熱帯域は海面水温の高い状態が続いています。
現在、太平洋赤道域では、東部の海面水温は平年並となっています。7月に太平洋赤道域の中部に見られた海洋表層の暖水の東進は不明瞭で、今後東部の海面水温は平年並で推移すると考えられます。
エルニーニョ予測モデルの結果も踏まえ、今後冬にかけてはエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高く、インド洋熱帯域の海面水温の高い状態は今後秋にかけて解消していくと見込んでいます。


以上を内容とする「エルニーニョ監視速報(No.323)」を本日14時に発表しました。

問い合わせ先

地球環境・海洋部 気候情報課 担当 吉川・石崎・杉本
電話 03-3212-8341(内線)5134・5135

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