世界の主要温室効果ガス濃度は観測史上最高を更新 ~「WMO温室効果ガス年報第14号」の公表~

報道発表日

平成30年11月22日

概要

 11月22日、世界気象機関は温室効果ガス年報第14号を公表しました。主要な温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素)の濃度は引き続き増加を続けており、2017年の世界平均濃度はいずれも観測史上最高を更新しました。

本文

 気象庁は、世界気象機関(WMO)の温室効果ガス世界資料センター(World Data Centre for Greenhouse Gases: WDCGG)を運営しています。このセンターでは世界中の温室効果ガス観測データの収集、解析を実施しており、同センターが解析した2017年までの温室効果ガスの世界平均濃度に関する結果に基づき、今般11月22日に、WMOは「温室効果ガス年報(Greenhouse Gas Bulletin)第14号」を公表しました。

本年報の主な内容は以下の通りです。
○温室効果ガス世界資料センターによる、大気中の温室効果ガス濃度の経年変化等の解析結果
○強力な温室効果ガスであるとともに、オゾン層破壊物質として規制対象となっているCFC-11(フロン11)の大気中濃度の減少速度が鈍っている

 年報の全文(気象庁訳)は、気象庁ホームページでご覧いただけます。
 (https://www.data.jma.go.jp/env/info/wdcgg/wdcgg_bulletin.html)

 本年報は、気候変動に関する国際連合枠組条約第24回締約国会議(COP24)(12月2日~12月14日、ポーランド・カトヴィツェ)で配付され、国際的な気候変動対策の基礎資料として用いられる予定です。

問い合わせ先

地球環境・海洋部 環境気象管理官付 全球大気監視調整官 上野
03-3212-8341(内線4112)
03-3287-3439(直通)

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