エルニーニョ監視速報(No.309)について
2018年5月の実況と2018年6月~2018年12月の見通し
報道発表日
平成30年6月11日
概要
- 2017年秋に発生したラニーニャ現象は、2018年春に終息したとみられる。
- 今後、夏はラニーニャ現象もエルニーニョ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高く(70%)、秋はエルニーニョ現象が発生する可能性と平常の状態が続く可能性が同程度である(50%)。
本文
太平洋赤道域中部から東部の海面水温が平年より低い状態は解消し、ラニーニャ現象は2018年春に終息したとみられます。
太平洋赤道域の西部から中部の海洋表層には暖水が見られ、今後この暖水がゆっくりと東進し、東部の海面水温を上昇させると考えられます。
エルニーニョ予測モデルの結果も踏まえ、夏は平常の状態が続く可能性が高く、秋にはエルニーニョ現象が発生する可能性と平常の状態が続く可能性が同程度と見込んでいます。
以上を内容とする「エルニーニョ監視速報(No.309)」を本日14時に発表しました。
問い合わせ先
地球環境・海洋部 気候情報課 担当 吉川・楳田・石崎
電話 03-3212-8341(内線)5134・5135
資料全文
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