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平成14年1月28日 東海地域において、スラブ内の地震活動は、最近は平常かやや少ない状態です。 駿河湾及びその西岸域の地殻内の地震活動については、最近は平常かやや多い状態で推移しています。 また、東海地域及び周辺の地殻変動には、国土地理院の観測によれば昨年から長期的な変化が認められ、最近では鈍化の兆しなどゆらぎも認められるようになりましたが、現在でも依然として継続しているように見えます。現在のところ、東海地震に直ちに結びつくような変化は観測されていません。 |
(解説) 地殻変動では、昨年の春頃から国土地理院のGPS観測網によって東海地域の広域で検出された非常にゆっくりとした非定常的な動きは、最近は鈍化の兆しなどゆらぎも認められるようになりましたが、依然として継続しているように見えます。また、気象庁の体積歪計などその他の地殻変動観測データには特段の異常は観測されていません。 このように、直ちに東海地震に結びつくような変化は観測されていませんが、気象庁では今後とも注意深く監視を続けて行きます。 |
資料1:フィリピン海プレート内部の地震活動の評価(pdf:67KB) |
資料2:地殻内の地震活動の評価(pdf:69KB) |
資料3:地殻変動の評価(pdf:85KB) |
資料4:東海・南関東地域の地震活動(2001年12月)(pdf:175KB) |
資料5:東海・南関東地域の地震活動(2002年1月)(pdf:217KB) |