平成12年9月14日 |
三宅島噴火及び新島・神津島 近海地震非常災害対策本部 (事務局国土庁防災局) |
(二酸化硫黄、硫化水素)への対応について |
三宅島火山活動に伴う火山性ガスについては、二酸化硫黄が多く含まれており、風向き、風速等の状況によっては広く関東地域等で環境基準を超える値が観測されている。三宅島山頂火口からの二酸化硫黄放出量の測定結果(気象庁)は以下の通りである。
さらに、三宅島現地における9月6日、7日の観測(東京都環境局)によれば、硫化水素が東京都衛生局島しょ保健所三宅出張所地点で最大O.5ppmが測定された。また、関東地域に届いている異臭の種類も硫化水素が含まれるものと思われるもの:卵が腐ったような臭い)がある。なお、異臭が出た8月28日以降、東京都では硫化水素についても観測を開始している。 なお、三宅島島内においても、防災関係者が島内で作業する場合には、必ずガスマスクやガス検知器等を携行するなど安全対策について周知徹底を図っているところである。 |