令和5年 台風第13号に関する関東甲信地方気象情報 第6号
令和5年 9月 7日16時27分 気象庁発表(訂正)
関東甲信地方では、8日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。伊豆諸島では、7日夜から8日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
[台風の現況と予想]
台風第13号は、7日15時には日本の南にあって、1時間におよそ25キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心の南東側220キロ以内と北西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風第13号は日本の南を北上して、8日午後には東日本にかなり接近し、上陸するおそれがあります。
関東甲信地方では、台風本体や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込む影響で、7日夜のはじめ頃から9日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り大雨となるでしょう。また、伊豆諸島では8日昼前にかけて、関東甲信地方では、8日夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
<大雨・雷・突風>
伊豆諸島では、7日夜から8日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
関東甲信地方では、9日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まる可能性があります。8日は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。9日も注意・警戒が必要です。
また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
<強風・高波>
伊豆諸島と関東地方では、8日にかけて、海上を中心に非常に強い風が吹きうねりを伴いしけるでしょう。高波に警戒・注意してください。また、台風の進路や発達の程度によっては、暴風警報を発表する可能性がありますので、強風に注意・警戒してください。
[量的予想]
<雨の予想>
7日から8日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 50ミリ
関東地方南部 50ミリ
甲信地方 50ミリ
伊豆諸島 50ミリ
7日18時から8日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 150ミリ
関東地方南部 250ミリ
甲信地方 200ミリ
伊豆諸島 250ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
その後、8日18時から9日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 50から100ミリ
関東地方南部 50から100ミリ
甲信地方 およそ50ミリ
伊豆諸島 およそ50ミリ
<風の予想>
7日から8日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)
関東地方の海上 20メートル(30メートル)
伊豆諸島 20メートル(30メートル)
関東地方の陸上 15メートル(30メートル)
<波の予想>
7日から8日にかけて予想される波の高さ
関東地方 4メートル うねりを伴う
伊豆諸島 5メートル うねりを伴う
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
また、土砂災害や浸水害及び洪水害の危険度に関しては「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)をご確認ください。
次の「令和5年 台風第13号に関する関東甲信地方気象情報」は、8日6時頃に発表する予定です。
[訂正箇所]
[台風の現況と予想]の「台風は、日本の南を北北東に進み、8日には東海道沖を北上して8日午後には関東甲信地方にかなり接近し、上陸するおそれがあります。」を「台風第13号は日本の南を北上して、8日午後には東日本にかなり接近し、上陸するおそれがあります。」に修正します。