大雨に関する静岡県気象情報 第12号
令和5年 6月 3日15時21分 静岡地方気象台発表

 静岡県では、これまでに降った大雨により、地盤の緩んでいる所や河川の増水している所があります。引き続き、土砂災害や河川の増水に注意してください。

 [気象概況]
  低気圧が千島近海にあって、低気圧からのびる前線が伊豆諸島付近にのびています。また、大型の台風第2号は、3日12時には八丈島の南南西約210キロを1時間におよそ50キロで東北東に進んでいます。
  静岡県では、発達した雨雲は東へ去り、大雨の可能性はなくなりましたが、これまでに降った大雨により、地盤の緩んでいる所や河川の増水している所があります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(1日22時)から3日15時までの降水量(アメダスによる速報値)
   伊豆市天城山 517.5ミリ
    浜松市春野 510.5ミリ
     浜松市熊 505.5ミリ
   藤枝市高根山 499.0ミリ
      御殿場 476.0ミリ
 
  24時間降水量が観測史上1位を更新した地点(アメダスによる速報値)
     浜松市熊 497.5ミリ(2日23時40分)
   藤枝市高根山 478.5ミリ(2日23時50分)
     森町三倉 452.5ミリ(2日23時50分)
 また、他にも多くの地点で観測史上1位の値を更新しており、静岡県では記録的な大雨となりました。
 
 [防災事項]
  土砂災害、河川の増水に注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する防災気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水害の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
  これで、「大雨に関する静岡県気象情報」は終了します。