大雨に関する東海地方気象情報 第7号
令和5年 6月 3日14時59分 名古屋地方気象台発表
東海地方では、これまでに降った大雨により、地盤の緩んでいる所や河川の増水している所があります。引き続き、土砂災害や河川の増水に注意してください。
[気象概況]
低気圧が千島近海にあって、低気圧からのびる前線が伊豆諸島付近にのびています。また、大型の台風第2号は、3日12時には八丈島の南南西約210キロを1時間におよそ50キロで東北東に進んでいます。
東海地方では、発達した雨雲は東へ去り、大雨の可能性はなくなりましたが、これまでに降った大雨により、地盤の緩んでいる所や河川の増水している所があります。
[雨の実況]
降り始め(1日1時)から3日14時までの降水量(アメダスによる速報値)
愛知県
田原市伊良湖 460.0ミリ
新城市富沢 429.0ミリ
豊橋市神野新田町 426.0ミリ
岐阜県
中津川 223.5ミリ
恵那 202.0ミリ
郡上市ひるがの 197.0ミリ
三重県
鳥羽 507.0ミリ
熊野新鹿 491.0ミリ
尾鷲 454.5ミリ
静岡県
伊豆市天城山 517.5ミリ
浜松市春野 510.5ミリ
浜松市熊 505.5ミリ
24時間降水量が観測史上1位を更新した地点(アメダスによる速報値)
愛知県
田原市伊良湖 451.5ミリ(3日 1時30分)
新城市富沢 421.0ミリ(2日23時40分)
豊橋市神野新田町 419.0ミリ(3日 1時00分)
三重県
鳥羽 490.5ミリ(3日 1時30分)
大紀町藤坂峠 392.5ミリ(3日 2時20分)
静岡県
浜松市熊 497.5ミリ(2日23時40分)
藤枝市高根山 478.5ミリ(2日23時50分)
森町三倉 452.5ミリ(2日23時50分)
また、他にも多くの地点で観測史上1位の値を更新しており、東海地方では記録的な大雨となりました。
[防災事項]
土砂災害、河川の増水に注意してください。
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水害の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
これで「大雨に関する東海地方気象情報」は、終了します。