大雨と高波及び突風に関する三重県気象情報 第7号
令和5年 6月 2日16時59分 津地方気象台発表

 三重県では、線状降水帯による非常に激しい雨が続いています。このため、3日朝にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒してください。また、海上はうねりを伴ってしける見込みです。うねりを伴った高波に注意・警戒してください。

 [気象概況]
  台風第2号は、2日15時には奄美市の東約170キロにあって1時間におよそ30キロの速さで東北東に進んでいます。また、前線が西日本から東日本を通って、日本の東へのびています。
  三重県では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、線状降水帯による非常に激しい雨が続いています。引き続き三重県では、3日未明にかけて雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。また、3日昼過ぎにかけて海上ではうねりを伴ってしける見込みです。台風の進路によっては、警報級の高波となる可能性があります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(1日1時)から2日16時までの降水量(アメダスによる速報値)
      熊野新鹿 359.5ミリ
        鳥羽 332.0ミリ
    大紀町藤坂峠 325.5ミリ
        尾鷲 324.0ミリ
   紀北町紀伊長島 296.5ミリ
 
 [雨の予想]
 2日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 50ミリ
  南部  60ミリ
 3日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 15ミリ
  南部  30ミリ
 2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 100ミリ
  南部  120ミリ
 
 [波の予想]
 2日から3日にかけて予想される波の高さ
  北中部     2メートル うねりを伴う
  伊勢志摩 内海 2.5メートル うねりを伴う
  南部 外海   5メートル うねりを伴う
 
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒してください。また、うねりを伴った高波に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する防災気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水害の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
  次の「大雨と高波及び突風に関する三重県気象情報」は、3日6時頃に発表する予定です。