令和4年 台風第14号に関する情報 第13号
令和4年 9月15日16時48分 気象庁発表

 大型の台風第14号は発達しながら日本の南を西北西に進み、17日には強い勢力で沖縄地方と九州南部・奄美地方に接近する見込みです。沖縄地方と九州南部・奄美地方では、暴風や高波に厳重に警戒してください。九州南部・奄美地方では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒してください。

 [台風の現況と予想]
  大型の台風第14号は、15日15時には日本の南にあって、1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
  台風は発達しながら日本の南を西北西に進み、17日には強い勢力で沖縄地方と九州南部・奄美地方に接近する見込みです。
  台風は18日頃には強い勢力で九州に接近した後、20日頃にかけて進路を次第に東に変えて、西日本から北日本にかけての広い範囲で台風の影響を受ける可能性があります。
  
 [防災事項]
 <暴風・高波>
  沖縄地方では16日には非常に強い風が吹き、うねりを伴う大しけとなるところがあるでしょう。17日には、沖縄地方と九州南部・奄美地方では、猛烈な風が吹いて、うねりを伴う猛烈なしけとなる見込みです。
  16日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
    沖縄地方          20メートル(30メートル)
  17日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
    九州南部・奄美地方 30から40メートル(40から60メートル)
    沖縄地方      25から29メートル(35から45メートル)
  16日に予想される波の高さは、
    九州南部・奄美地方      5メートル
    沖縄地方           7メートル
  17日に予想される波の高さは、
    九州南部・奄美地方、沖縄地方 10メートル
 の見込みです。
  暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。
 
 <大雨・雷・突風>
  九州南部では東よりの湿った空気の流入が続いており、台風第14号の接近前から降水量が多くなっている所があります。九州南部では16日にかけて土砂災害や河川の増水に注意・警戒してください。
  17日から、台風周辺や台風本体の発達した雨雲により、九州南部・奄美地方では大気の状態が非常に不安定となり、警報級の大雨となる見込みです。
  17日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
    九州南部・奄美地方  100から200ミリ
    沖縄地方       100から150ミリ
 の見込みです。
  土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
  また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後の台風情報、地元気象台の発表する警報や注意報、竜巻注意情報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
  次の「令和4年 台風第14号に関する情報(総合情報)」は、16日5時頃に発表する予定です。