大雨に関する石川県気象情報 第10号
令和4年 8月 5日12時04分 金沢地方気象台発表
石川県では、これまでの記録的な大雨で土砂災害の危険度が高い状態が続いている所があります。5日夕方にかけて土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。
[気象状況と予想]
前線を伴った低気圧が日本のはるか東にあって北東へ進んでおり、前線が本州の南へのびています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北陸地方の上空約9000メートルには氷点下30度以下の寒気が流れ込んでいるため、石川県では大気の状態が不安定となっています。
石川県では、5日夕方にかけて雷を伴った強い雨の降る所があるでしょう。
[雨の実況]
降り始め(3日12時00分)から5日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
白山市河内 398.0ミリ
白山市白峰 278.5ミリ
小松 253.0ミリ
医王山 191.5ミリ
加賀市菅谷 176.5ミリ
金沢 134.0ミリ
[雨の予想]
5日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
加賀 20ミリ
能登 20ミリ
5日12時から6日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
加賀 40ミリ
能登 40ミリ
[防災事項]
石川県では、これまでの記録的な大雨で土砂災害の危険度が高い状態が続いている所があります。5日夕方にかけて土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意してください。
[特記事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報等に留意してください。
[お知らせ]
令和4年6月19日の地震で揺れの大きかった珠洲市では、大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています。
[情報の発表予定]
次の「大雨に関する石川県気象情報」は、5日17時頃に発表する予定です。