大雨と突風及び落雷に関する兵庫県気象情報 第18号
令和3年 8月19日16時42分 神戸地方気象台発表

 南部では19日夜遅くにかけて土砂災害に警戒してください。北部では19日夜遅くにかけて、南部では20日夜遅くにかけて低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。また、兵庫県では20日夜遅くにかけて竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。

  太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、兵庫県では、20日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するでしょう。
  兵庫県では、11日の降り始めからの総降水量が400ミリを超えるなど、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
  雨雲が現在の予想より発達した場合には、南部では20日も警報級の大雨となる可能性があります。
 
 [雨の実況]
  兵庫県では、降り始めからの総降水量が8月の月降水量平年値の3倍を超えている所があります。
  降り始め(11日20時00分)から19日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
     朝来市生野 402.5ミリ
    宍粟市一宮町 402.5ミリ
   丹波篠山市後川 379.5ミリ
     養父市大屋 346.5ミリ
        西宮 320.5ミリ
 
 [雨の予想]
  南部では、20日朝から夕方にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
  19日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 20ミリ
   南部 20ミリ
  20日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 25ミリ
   南部 30ミリ
  19日18時から20日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 50ミリ
   南部 80ミリ
  その後、20日18時から21日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 およそ50ミリ
   南部 50から100ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に警戒してください。
  低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
  竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「大雨と突風及び落雷に関する兵庫県気象情報」は、20日6時頃に発表する予定です。