大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報 第9号
令和3年 8月19日16時49分 津地方気象台発表

 三重県では、20日にかけて断続的に雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。

 [気象概況]
  対馬海峡付近には低気圧があって北東に進んでいます。また、東海地方の上空約6000メートルには、氷点下6度以下の寒気が流れ込んでいます。
  三重県では、低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、上空の寒気の影響も加わって、大気の状態が非常に不安定となっています。このため、20日にかけて断続的に雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
  これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、雨雲が予想より発達したり停滞した場合には、土砂災害の危険度が急激に高まり、警報級の大雨となるおそれがあります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(15日21時00分)から19日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   紀北町紀伊長島 247.0ミリ
        鳥羽 244.0ミリ
       南伊勢 238.5ミリ
        尾鷲 237.0ミリ
     志摩市阿児 215.5ミリ
 
 [雨の予想]
 19日から20日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 30ミリ
  南部  40ミリ
 
 19日18時から20日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 60ミリ
  南部  100ミリ
 
 その後、20日18時から21日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 50から100ミリ
  南部  50から100ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報」は、20日6時頃に発表する予定です。