大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第15号
令和3年 8月15日16時25分 気象庁発表

 西日本から東日本では、16日から17日にかけて非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。その後も雨が続くため、総雨量はさらに増えるおそれがあります。

 [気圧配置など]
  前線が西日本から東日本に停滞しており、伊豆諸島付近には前線上の低気圧があって東へ進んでいます。現在、前線はやや南下し、雨が弱まっている所が多くなっていますが、今夜以降、再び東シナ海から西日本にかけて前線が北上する見込みです。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動は活発で、西日本から東日本では大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。また、前線は20日頃にかけて日本付近に停滞する見込みです。
 
 [防災事項]
  西日本から東日本では、記録的な大雨となっている所があり、土砂災害の危険度が非常に高まっている所や、増水している河川があります。
  西日本から東日本では、16日から17日にかけて非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。また、その後も雨が続き、総雨量はさらに増えるおそれがあります。
 
  16日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州南部、九州北部地方        180ミリ  
  その後、17日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州南部、九州北部地方    100から200ミリ
   四国地方、中国地方      100から150ミリ
   近畿地方、東海地方、北陸地方  50から100ミリ
  の見込みです。
 
  西日本から東日本では、17日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後、地元気象台の発表する警報、注意報、竜巻注意情報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は16日5時頃に発表する予定です。