大雨に関する滋賀県気象情報 第12号
令和3年 8月15日16時49分 彦根地方気象台発表

 滋賀県では、15日夜遅くにかけて土砂災害に十分注意してください。河川の増水にも注意してください。

  前線は西日本の太平洋側へ南下し、雨は小康状態となっています。滋賀県では8月11日22時の降り始めからの総降水量が300ミリを超えて、8月の月降水量の平年値の2倍を超える大雨となっている所があり、地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。これまでの大雨により少しの雨でも再び土砂災害や洪水害の危険度が高くなるおそれがあります。
  15日夜以降、再び東シナ海から西日本にかけて前線が北上する見込みです。前線の活動が予想より活発になった場合には、17日頃にかけても警報級の大雨となる可能性があります。また、20日頃にかけて前線は西日本付近に停滞する見込みです。
  気象台が発表する警報などの最新の気象情報を普段以上にこまめに確認するとともに、最新のキキクル(危険度分布)で状況を確認してください。
 
 [雨の実況]
  滋賀県では、降り始めからの総降水量が8月の月平均降水量の2倍を超えている所があり、記録的な大雨となっています。近江八幡、彦根、長浜市唐国では、24時間降水量が8月の観測史上最大を観測しました。
   降り始め(11日22時00分)から15日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
        近江八幡 349.5ミリ
      大津市南小松 259.5ミリ
       米原市朝日 236.5ミリ
      大津市萱野浦 233.5ミリ
          彦根 211.5ミリ
       長浜市唐国 204.5ミリ
   長浜市余呉町柳ケ瀬 202.5ミリ
  
 [雨の予想]
  15日18時から16日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 10ミリ
   南部 10ミリ
  その後、16日18時から17日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 50から100ミリ
   南部 50から100ミリ
  
 [防災事項]
  土砂災害に十分注意してください。
  河川の増水に注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
  この情報は「大雨と突風及び落雷に関する滋賀県気象情報」を引き継ぐものです。
  次の「大雨に関する滋賀県気象情報」は、16日6時頃に発表する予定です。