大雨に関する兵庫県気象情報 第9号
令和3年 8月15日16時57分 神戸地方気象台発表

 兵庫県では、17日は大雨となるおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。

  前線は西日本の太平洋側へ南下し、雨は小康状態となっています。兵庫県では、降り始めからの総降水量が300ミリを超えている所があり、地盤の緩んでいる所があります。これまでの大雨により少しの雨でも再び土砂災害の危険度が高くなるおそれがあります。
  15日夜以降、再び東シナ海から西日本にかけて前線が北上する見込みです。前線の活動が予想より活発になった場合には、17日は警報級の大雨となる可能性があります。また、20日頃にかけて前線は西日本付近に停滞する見込みです。
  気象台が発表する警報などの最新の気象情報を普段以上にこまめに確認するとともに、最新のキキクル(危険度分布)で状況を確認してください。
 
 [雨の実況]
  兵庫県では、降り始めからの総降水量が8月の月平均降水量の2倍を超えている所があります。
  降り始め(11日20時00分)から15日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   宍粟市一宮町 342.5ミリ
    朝来市生野 325.5ミリ
    養父市大屋 316.5ミリ
   朝来市和田山 284.0ミリ
       豊岡 282.5ミリ
 
 [雨の予想]
  16日18時から17日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 50から100ミリ
   南部 50から100ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
  次の「大雨に関する兵庫県気象情報」は、16日6時頃に発表する予定です。