大雨に関する京都府気象情報 第11号
令和3年 8月15日16時43分 京都地方気象台発表
京都府では、16日夜遅くから17日にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
前線は西日本の太平洋側へ南下し、雨は小康状態となっています。京都府では、降り始めからの総降水量が300ミリを超えている所があり、地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。これまでの大雨により少しの雨でも再び土砂災害や洪水害の危険度が高くなるおそれがあります。
15日夜以降、再び東シナ海から西日本にかけて前線が北上する見込みです。前線の活動が予想より活発になった場合には、17日頃にかけても警報級の大雨となる可能性があります。また、20日頃にかけて前線は西日本付近に停滞する見込みです。
気象台が発表する警報などの最新の気象情報を普段以上にこまめに確認するとともに、最新のキキクル(危険度分布)で状況を確認してください。
[雨の実況]
京都府では、降り始めからの総降水量が8月の月平均降水量の2倍を超えている所があり、記録的な大雨となっています。
降り始め(11日21時00分)から15日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
長岡京 356.5ミリ
京都市中京区 281.0ミリ
福知山市坂浦 278.5ミリ
福知山市荒河 276.5ミリ
[雨の予想]
16日18時から17日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 50から100ミリ
南部 50から100ミリ
[防災事項]
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
この情報は「大雨と突風及び落雷に関する京都府気象情報」を引き継ぐものです。
次の「大雨に関する京都府気象情報」は、16日6時頃に発表する予定です。