大雨に関する新潟県気象情報　第１０号
令和３年　８月１５日１１時０９分　新潟地方気象台発表

　新潟県では、１７日にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。

　［要因］
　　前線が華中から西日本を通り東日本太平洋側にのびています。１６日にかけて前線は本州の南岸に停滞し、新潟県では雨は弱まりますが、１７日には前線が再び北上し、その後２０日頃にかけて日本付近に停滞するため、雨の降りやすい状態が続くでしょう。また、これまでに長野県で降った雨により、信濃川中流では増水しています。
　
　［雨の実況］
　　降り始め（１２日５時００分）から１５日１１時００分までの降水量（アメダスによる速報値）は多い所で、
　　　　　　糸魚川　２３２．５ミリ
　　　糸魚川市能生　２３０．０ミリ
　　　　上越市川谷　２０４．５ミリ
　　　　上越市高田　１９４．５ミリ
　　　糸魚川市平岩　１８７．０ミリ
　となっています。
　
　［雨の予想］
　　新潟県では大雨の峠は越えましたが、日本付近に停滞する前線の影響で、２０日頃にかけて雨の降りやすい状態が続くでしょう。
　　
　［防災事項］
　　新潟県では、これまでに降った大雨により地盤の緩んでいる所があり、今後少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。また、増水している河川があり、信濃川中流では長野県で降った大雨により更に増水するでしょう。
　　１７日にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。
　
　［特記事項］
　　今後発表する、警報、注意報、指定河川洪水予報、気象情報等に留意してください。
　
　［情報の発表予定］
　　次の「大雨に関する新潟県気象情報」は、１５日１７時頃に発表する予定です。