大雨に関する福岡県気象情報 第23号
令和3年 8月15日16時29分 福岡管区気象台発表
福岡県では、これまでの記録的な大雨により土砂災害の危険度が非常に高まっている所があり、今後、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。17日にかけて土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。
東シナ海から九州付近にのびる前線は、ゆっくり南下しており、雨は小康状態となっています。この前線は、15日夜には九州南部付近まで南下し、17日にかけて九州付近に停滞する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
このため、福岡県では、前線の北上に伴い16日朝から17日にかけて断続的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り大雨となる見込みです。18日も前線の影響で大雨となるおそれがあります。
これまでの記録的な大雨により、土砂災害の危険度が非常に高まっている所があり、今後、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
<雨の実況>
降り始め(11日7時00分)から15日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
大牟田 855.0ミリ
八女市黒木 850.5ミリ
久留米市津福本町 762.5ミリ
久留米市耳納山 715.5ミリ
柳川 713.5ミリ
<雨の予想>
16日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
福岡地方 50ミリ
北九州地方 50ミリ
筑豊地方 50ミリ
筑後地方 50ミリ
15日18時から16日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
福岡地方 180ミリ
北九州地方 180ミリ
筑豊地方 180ミリ
筑後地方 180ミリ
その後、16日18時から17日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
福岡地方 100から200ミリ
北九州地方 100から200ミリ
筑豊地方 100から200ミリ
筑後地方 100から200ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。
低い土地の浸水、落雷や突風に注意してください。
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、16日6時頃に発表する予定です。