大雨と落雷及び突風に関する長崎県気象情報 第22号
令和3年 8月15日16時33分 長崎地方気象台発表
長崎県では、これまでの記録的な大雨により土砂災害の危険度が非常に高まっている所があり、今後、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。17日にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
東シナ海から九州付近にのびる前線は、ゆっくり南下しており、雨は小康状態となっています。この前線は、15日夜には九州南部付近まで南下し、17日にかけて九州付近に停滞する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
このため、長崎県では16日明け方から17日にかけて断続的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる見込みです。18日も前線の影響で大雨となるおそれがあります。
長崎県では、これまでの記録的な大雨により、土砂災害の危険度が非常に高まっている所があり、今後、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
<雨の実況>
降り始め(11日3時00分)から15日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
雲仙岳 936.0ミリ
長崎市長浦岳 894.0ミリ
西海市西海 737.5ミリ
諫早 667.5ミリ
島原 664.0ミリ
<雨の予想>
16日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 50ミリ
北部 50ミリ
壱岐・対馬 50ミリ
五島 50ミリ
15日18時から16日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 180ミリ
北部 180ミリ
壱岐・対馬 50ミリ
五島 180ミリ
その後、16日18時から17日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 100から200ミリ
北部 100から200ミリ
壱岐・対馬 100から200ミリ
五島 100から200ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
この情報は「大雨に関する長崎県気象情報」を引き継ぐものです。
次の情報は、16日6時頃に発表する予定です。