大雨と落雷及び突風に関する熊本県気象情報 第19号
令和3年 8月15日16時34分 熊本地方気象台発表
熊本県では、17日にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
東シナ海から九州付近にのびる前線は、ゆっくり南下しており、雨は小康状態となっています。この前線は、15日夜には九州南部付近まで南下し、17日にかけて九州付近に停滞する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
このため、熊本県では、前線の北上に伴い16日朝から17日にかけて断続的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り大雨となる見込みです。
なお、18日も前線の影響で大雨となるおそれがあります。
また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
<雨の実況>
降り始め(11日3時00分)から15日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
山鹿市鹿北 855.5ミリ
天草市本渡 610.5ミリ
南阿蘇村久木野 588.0ミリ
玉名市岱明 566.5ミリ
熊本空港 543.5ミリ
<雨の予想>
16日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 60ミリ
阿蘇地方 60ミリ
天草・芦北地方 60ミリ
球磨地方 50ミリ
15日18時から16日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 180ミリ
阿蘇地方 150ミリ
天草・芦北地方 150ミリ
球磨地方 120ミリ
その後、16日18時から17日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 100から200ミリ
阿蘇地方 100から200ミリ
天草・芦北地方 100から200ミリ
球磨地方 100から200ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒してください。低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
この情報は「大雨に関する熊本県気象情報」を引き継ぐものです。
次の気象情報は、16日6時頃に発表する予定です。