大雨に関する関東甲信地方気象情報 第8号
令和3年 8月15日16時44分 気象庁発表

 関東地方と甲信地方では、大気の非常に不安定な状態は解消しましたが、これまでに降った記録的な大雨により土砂災害の危険度が高まっている所や増水している河川があります。16日明け方にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。

 [気象状況と予想]
  前線が西日本から東日本に停滞しており、伊豆諸島付近には前線上の低気圧があって東へ進んでいます。現在、前線はやや南下し、関東地方と甲信地方では雨が弱まっている所が多くなっています。今夜以降、再び東シナ海から西日本にかけて前線が北上する見込みです。
 
 [防災事項]
 <大雨>
  関東地方と甲信地方では、大気の非常に不安定な状態は解消しましたが、これまでに降った記録的な大雨により土砂災害の危険度が高まっている所や増水している河川があります。16日明け方にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。
 
 [雨の実況]
  降り始め(12日10時00分)から15日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  長野県
      王滝村御嶽山 629.0ミリ
        宮田高原 431.5ミリ
     木曽町開田高原 397.0ミリ
         南木曽 394.0ミリ
          辰野 388.5ミリ
  栃木県
        那須烏山 221.5ミリ
         宇都宮 221.0ミリ
  群馬県
          草津 243.0ミリ
       嬬恋村田代 241.0ミリ
  茨城県
          鹿嶋 234.5ミリ
  山梨県
         南部町 340.0ミリ
  千葉県
          香取 260.0ミリ
         我孫子 215.0ミリ
  東京都
   千代田区北の丸公園 230.5ミリ
  神奈川県
      山北町丹沢湖 506.5ミリ
          箱根 474.5ミリ
      相模原市中央 334.5ミリ
 
 [量的予想]
 <雨の予想>
 16日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部 20ミリ
  関東地方南部 20ミリ
  甲信地方   20ミリ
 
 15日18時から16日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部  30ミリ
  関東地方南部  60ミリ
  甲信地方    40ミリ
 です。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報に留意してください。
  また、土砂災害や浸水害及び洪水害の危険度に関しては「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)をご確認ください。
  この情報は「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」を引き継ぐものです。
  次の「大雨に関する関東甲信地方気象情報」は、16日6時頃に発表する予定です。