大雨に関する北陸地方気象情報 第10号
令和3年 8月15日10時52分 新潟地方気象台発表

 北陸地方では、17日にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。

 [要因]
  前線が華中から西日本を通り東日本太平洋側にのびています。16日にかけて前線は本州の南岸に停滞し、北陸地方では雨は弱まりますが、17日には前線が再び北上し、その後20日頃にかけて日本付近に停滞するため、雨の降りやすい状態が続くでしょう。
  
 [雨の実況]
  降り始め(12日2時00分)から15日10時00分までの降水量(アメダスによる速報値)は、多い所で、
  新潟県
      糸魚川 232.5ミリ
   糸魚川市能生 230.0ミリ
    上越市川谷 204.5ミリ
  石川県
     宝達志水 312.0ミリ
    白山市白峰 222.5ミリ
      かほく 206.5ミリ
  富山県
       氷見 301.5ミリ
    高岡市伏木 231.0ミリ
      宇奈月 203.5ミリ
  福井県
    越前市武生 205.5ミリ
   大野市九頭竜 192.0ミリ
    福井市美山 191.5ミリ
 となっています。
 
 [雨の予想]
  北陸地方では大雨の峠は過ぎましたが、日本付近に停滞する前線の影響で、20日頃にかけて雨の降りやすい状態が続くでしょう。
  
 [防災事項]
  北陸地方では、これまでに降った大雨により地盤の緩んでいる所があり、今後少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。また、増水している河川があり、上流で降った雨により更に増水する河川もあるでしょう。
  17日にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。
 
 [特記事項]
  今後発表する、警報、注意報、指定河川洪水予報、気象情報等に留意してください。
 
 [情報の発表予定]
  次の「大雨に関する北陸地方気象情報」は、15日16時頃に発表する予定です。