大雨に関する四国地方気象情報 第14号
令和3年 8月15日23時30分 高松地方気象台発表

 四国地方では、17日にかけて土砂災害に警戒してください。

  前線が西日本から東日本に停滞しています。現在、前線はやや南下し、四国地方では雨が弱まっていますが、16日は、再び東シナ海から西日本にかけて前線が北上する見込みです。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、四国地方では16日から再び大気の状態が不安定となるでしょう。また、前線は20日頃にかけて日本付近に停滞する見込みです。
  四国地方では、降り始めからの降水量が600ミリを超えている所があります。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(11日8時00分)から15日23時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  愛媛県
      西予市宇和 280.5ミリ
      伊方町瀬戸 235.0ミリ
  香川県
        多度津 116.0ミリ
         高松 107.5ミリ
  高知県
     馬路村魚梁瀬 631.0ミリ
      香美市大栃 443.5ミリ
  徳島県
   那賀町木頭和無田 412.5ミリ
      三好市京上 264.5ミリ
 
 [雨の予想]
  四国地方の太平洋側では、16日は局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
  16日に予想される1時間降水量は、多い所で、
  太平洋側 30ミリ
 
  16日0時から17日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 80ミリ
  太平洋側 80ミリ
 
  その後、17日0時から18日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 100から150ミリ
  太平洋側 100から150ミリ
  その後も雨が続き、総降水量が増える見込みです。
 
 [防災事項]
  土砂災害に警戒してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
  次の「四国地方気象情報」は、16日05時頃に発表する予定です。