大雨に関する長野県気象情報 第11号
令和3年 8月14日17時18分 長野地方気象台発表
長野県では、土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。南部では、低い土地の浸水に警戒してください。
[気象状況と予想]
西日本から東日本に停滞している前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、広い範囲で大雨となっています。長野県では断続的に激しい雨の降っている所があり、12日の降り始めからの降水量が記録的な大雨となっている所があります。15日にかけても大雨が続き、その後も向こう1週間程度は本州付近に前線が停滞するため、総雨量はさらに増えるおそれがあります。
[防災事項]
長野県では、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷、突風、降ひょうにも注意してください。
[実況値]
<雨の実況>
降り始め(12日10時00分)から14日17時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
王滝村御嶽山 431.5ミリ
宮田高原 266.5ミリ
南木曽 266.5ミリ
木曽町開田高原 263.5ミリ
阿智村浪合 263.5ミリ
松本市上高地 257.5ミリ
[量的予想]
<雨の予想>
15日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 40ミリ
中部 40ミリ
南部 50ミリ
14日18時から15日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 120ミリ
中部 150ミリ
南部 250ミリ
その後、15日18時から16日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 50から100ミリ
中部 50から100ミリ
南部 50から100ミリ
の見込みです。
[補足事項]
今後、発表する土砂災害警戒情報、警報、注意報、気象情報に留意してください。
また、土砂災害や浸水害及び洪水害の危険度に関しては「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)をご確認ください。
次の「大雨に関する長野県気象情報」は15日6時頃に発表する予定です。