大雨に関する兵庫県気象情報 第8号
令和3年 8月15日06時28分 神戸地方気象台発表
北部では15日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒し、15日朝にかけて河川の増水や氾濫に警戒してください。南部では15日昼前にかけて土砂災害に、15日朝にかけて河川の増水や氾濫に警戒してください。
前線が西日本に停滞しており、前線上の低気圧が近畿地方を東へ進んでいます。この前線上の低気圧は15日夜には関東の東海上まで東進し前線は太平洋側へ南下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、兵庫県では、大気の状態が不安定となり、局地的に雷雲の発達しやすい状態が続いています。また、兵庫県ではこれまでの大雨で、地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。
前線は、16日には再び北上し20日頃にかけて西日本付近に停滞する見込みです。前線の位置や活動の程度によっては、17日頃にかけても警報級の大雨となり、土砂災害や洪水害の危険度が高まる可能性があります。
気象台が発表する警報などの最新の気象情報を普段以上にこまめに確認するとともに、最新のキキクル(危険度分布)で状況を確認してください。
兵庫県では、土砂災害警戒情報を発表している市町があります。
[雨の実況]
降り始めからの降水量が、8月の月降水量の平年値を超えている所があります。
降り始め(11日20時00分)から15日6時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
宍粟市一宮町 341.5ミリ
朝来市生野 324.0ミリ
養父市大屋 316.5ミリ
朝来市和田山 283.5ミリ
豊岡 282.5ミリ
[雨の予想]
南部では、15日朝にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
15日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 20ミリ
南部 40ミリ
15日6時から16日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 40ミリ
南部 60ミリ
その後、16日6時から17日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 およそ50ミリ
南部 50から100ミリ
[防災事項]
土砂災害に厳重に警戒してください。
河川の増水や氾濫に警戒してください。
低い土地の浸水に十分注意して下さい。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
この情報は「大雨と突風及び落雷に関する兵庫県気象情報」を引き継ぐものです。
次の「大雨に関する兵庫県気象情報」は15日16時頃に発表する予定です。