大雨と突風及び落雷に関する兵庫県気象情報 第7号
令和3年 8月14日16時38分 神戸地方気象台発表

 北部では15日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒し、15日明け方にかけて河川の増水や氾濫に警戒してください。南部では15日昼前にかけて土砂災害に警戒してください。また、兵庫県では15日明け方にかけて竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。

  西日本付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、兵庫県では大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲の発達しやすい状態が続いています。また、兵庫県ではこれまでの大雨で、地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。
  前線は、向こう一週間程度は西日本付近に停滞する見込みで、前線の位置や活動の程度によっては、17日頃にかけても警報級の大雨となり、土砂災害や洪水害の危険度が高まる可能性があります。
  気象台が発表する警報などの最新の気象情報を普段以上にこまめに確認するとともに、最新のキキクル(危険度分布)で状況を確認してください。
  兵庫県では、土砂災害警戒情報を発表している市町があります。
 
 [雨の実況]
  降り始めからの降水量が、8月の月降水量の平年値を超えている所があります。
  降り始め(11日20時00分)から14日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   宍粟市一宮町 243.0ミリ
    養父市大屋 224.0ミリ
    朝来市生野 221.5ミリ
 
 [雨の予想]
  兵庫県では、15日昼前にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
  14日から15日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 40ミリ
   南部 40ミリ
  14日18時から15日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 100ミリ
   南部 150ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  河川の増水や氾濫に警戒してください。
  低い土地の浸水に十分注意してください。
  竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「大雨と突風及び落雷に関する兵庫県気象情報」は、15日6時頃に発表する予定です。