大雨と突風及び落雷に関する広島県気象情報 第23号
令和3年 8月14日23時05分 広島地方気象台発表
広島県では、これまでに経験したことのないような大雨となっている所があります。引き続き15日にかけて、土砂災害、河川の氾濫に最大級の警戒をしてください。
広島市と廿日市市に大雨特別警報を発表しています。何らかの災害が既に発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当します。
西日本に停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動は引き続き活発で、中国地方では大気の状態が非常に不安定となっています。
広島県では、これまでに経験したことのないような大雨となっている所があります。また、氾濫が発生している河川があります。
14日22時のレーダー観測によると、現在雨は小康状態となっていますが、15日明け方にかけて再び雨雲が発達して非常に激しい雨が降り、総降水量がさらに増えるおそれがあります。15日にかけて土砂災害、河川の氾濫に最大級の警戒をしてください。浸水害にも厳重に警戒してください。
竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
前線は向こう1週間程度は本州付近に停滞する見込みです。
<雨の実況>
降り始め(11日16時00分)から14日23時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
広島市安佐北区三入 501.0ミリ
広島市佐伯湯来 480.5ミリ
安芸太田町内黒山 470.0ミリ
北広島町都志見 462.0ミリ
安芸高田市甲田 459.0ミリ
広島県では8月の月降水量の平年値を上回り、3倍以上の降水量となった地点があります。
<雨の予想>
14日から15日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 50ミリ
北部 50ミリ
15日0時から16日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 100ミリ
北部 100ミリ
<防災事項>
土砂災害、河川の増水や氾濫、浸水害、竜巻などの激しい突風、落雷
今後発表する特別警報、警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「大雨と突風及び落雷に関する広島県気象情報」は、15日06時頃に発表する予定です。