大雨と落雷及び突風に関する福岡県気象情報 第18号
令和3年 8月14日11時47分 福岡管区気象台発表

 筑後地方では、広い範囲でこれまでに経験したことのないような大雨となっています。14日夜のはじめ頃にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。

  筑後地方に大雨特別警報を発表しています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当します。
  九州北部地方に停滞する前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、非常に激しい雨が降っている所があります。前線は15日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。
  このため、福岡県では、14日夕方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、15日にかけて激しい雨が続き大雨のおそれがあります。これまでの大雨で土砂災害や浸水害、洪水害の危険度が非常に高くなっている所があります。
  また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
  16日以降も、前線の影響で大雨となる見込みです。 
 
 <雨の実況>
  降り始め(11日7時00分)から14日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
        大牟田 732.0ミリ
   久留米市津福本町 728.0ミリ
      八女市黒木 698.5ミリ
         柳川 690.0ミリ
    久留米市耳納山 673.0ミリ
 
 <雨の予想>
 14日から15日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  50ミリ
  北九州地方 50ミリ
  筑豊地方  50ミリ
  筑後地方  50ミリ
 
 14日12時から15日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  150ミリ
  北九州地方 150ミリ
  筑豊地方  150ミリ
  筑後地方  200ミリ
 
 その後、15日12時から16日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  100から200ミリ
  北九州地方 100から200ミリ
  筑豊地方  100から200ミリ
  筑後地方  100から200ミリ
 
 <防災事項> 
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
 次の情報は、14日16時30分頃に発表する予定です。