大雨と落雷及び突風に関する長崎県気象情報 第19号
令和3年 8月14日16時41分 長崎地方気象台発表(訂正)
南部と北部では、これまでに経験したことのないような大雨となっている所があります。15日朝まで土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。
南部と北部に大雨特別警報を発表しています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当します。命を守るために最善を尽くさなければならない状況ですので、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。これまでの大雨で土砂災害や洪水害、浸水害の危険度が非常に高くなっている所があります。
東シナ海から九州北部地方へのびる前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、激しい雨が降っている所があります。前線は15日にかけて九州付近に停滞する見込みです。
このため、南部と北部では15日朝にかけて、壱岐・対馬、五島では15日未明にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨が続くおそれがあります。
また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
16日以降も、前線の影響で大雨となる見込みです。
<雨の実況>
降り始め(11日3時00分)から14日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
長崎市長浦岳 878.0ミリ
雲仙岳 877.5ミリ
西海市西海 726.5ミリ
諫早 636.0ミリ
佐世保市干尽町 625.5ミリ
<雨の予想>
14日から15日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 70ミリ
北部 70ミリ
壱岐・対馬 40ミリ
五島 50ミリ
14日18時から15日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 200ミリ
北部 200ミリ
壱岐・対馬 100ミリ
五島 100ミリ
その後、15日18時から16日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 50から100ミリ
北部 50から100ミリ
壱岐・対馬 およそ50ミリ
五島 50から100ミリ
<防災事項>
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、14日23時30分頃に発表する予定です。
訂正箇所:本文中の「厳重に警戒」を「最大級の警戒」に訂正しました。