大雨と落雷及び突風に関する佐賀県気象情報 第19号
令和3年 8月14日11時32分 佐賀地方気象台発表

 佐賀県では、これまでに経験したことのないような大雨となっている所があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。

  佐賀県の広い範囲で大雨特別警報を発表しています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当します。命を守るために最善を尽くさなければならない状況ですので、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。
  九州北部地方に停滞する前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、非常に激しい雨が降っている所があります。前線は15日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。
  このため、佐賀県では、15日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨が続くおそれがあります。これまでの大雨で土砂災害や洪水害、浸水害の危険度が非常に高くなっている所があります。
  また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
  16日以降も、前線の影響で大雨となる見込みです。
 
 <雨の実況>
  降り始め(11日6時00分)から14日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
        嬉野 956.5ミリ
        鳥栖 814.5ミリ
   佐賀市駅前中央 788.5ミリ
        大町 771.5ミリ
        白石 698.0ミリ
 ※佐賀県内の複数の観測点で24時間降水量、48時間降水量、72時間降水量が観測史上最大を更新しました。
 
 <雨の予想>
 14日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 70ミリ
  北部 70ミリ
 
 15日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 30ミリ
  北部 30ミリ
 
 14日12時から15日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 250ミリ
  北部 250ミリ
 
 その後、15日12時から16日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 100から200ミリ
  北部 100から200ミリ
 
 <満潮時刻>
 大浦港 14日12時42分
     15日00時55分
 
 <防災事項>
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、14日16時30分頃発表予定です。