大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第9号
令和3年 8月14日16時38分 下関地方気象台発表

 山口県では、15日にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。

  山口県では、11日の降り始めからの降水量が400ミリを超える大雨となっている所があり、土砂災害や洪水害の危険度が非常に高くなっている所があります。
  東シナ海から九州北部地方へのびる前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、激しい雨が降っている所があります。前線は15日にかけて九州付近に停滞する見込みです。このため、山口県では、14日夜遅くから15日明け方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨が続くおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
  16日以降も、前線の影響で大雨となる見込みです。
 
 <雨の実況>
  降り始め(11日11時00分)から14日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   岩国市羅漢山 426.5ミリ
    周南市和田 404.0ミリ
    岩国市広瀬 379.5ミリ
    周南市鹿野 379.0ミリ
       下松 344.5ミリ
 
 <雨の予想>
 14日から15日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 50ミリ
  中部 50ミリ
  東部 50ミリ
  北部 50ミリ
 
 14日18時から15日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 180ミリ
  中部 180ミリ
  東部 180ミリ
  北部 180ミリ
 
 その後、15日18時から16日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 50から100ミリ
  中部 50から100ミリ
  東部 50から100ミリ
  北部 50から100ミリ
 
 <防災事項> 
  土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
 次の情報は、15日6時頃に発表する予定です。