大雨と落雷及び突風に関する四国地方気象情報 第11号
令和3年 8月15日05時19分 高松地方気象台発表

 四国地方では土砂災害警戒情報の発表されている市町村があります。15日夕方にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水や河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

  前線が西日本から東日本に停滞しており、前線上の近畿地方には低気圧があって東へ進んでいます。この低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、四国地方では大気の状態が非常に不安定となっています。
  四国地方では、これまでの大雨により、地盤の緩んでいる所があるため、17日にかけても土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。なお、前線は、20日頃にかけて日本付近に停滞する見込みです。
 
 [雨の実況]
  降り始め(11日8時00分)から15日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  愛媛県
      西予市宇和 272.5ミリ
      伊方町瀬戸 234.0ミリ
  香川県
        多度津 103.5ミリ
      三豊市財田  91.0ミリ
  高知県
     馬路村魚梁瀬 594.5ミリ
      香美市大栃 404.0ミリ
  徳島県
   那賀町木頭和無田 373.5ミリ
      三好市京上 240.0ミリ
 
 [雨の予想]
  四国地方では、局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
 15日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 30ミリ
  太平洋側 40ミリ
 16日に予想される1時間降水量は、多い所で、
  太平洋側 30ミリ
 
 15日6時から16日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 60ミリ
  太平洋側 100ミリ
 
 その後、16日6時から17日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 50から100ミリ
  太平洋側 100から150ミリ
 
  その後も雨が続き、総降水量が増えるおそれがあります。
 
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。
  落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、屋外活動に注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「四国地方気象情報」は、15日16時頃に発表する予定です。