大雨に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第20号
令和3年 8月15日06時12分 福岡管区気象台発表
福岡県の福岡地方と筑後地方、佐賀県、長崎県の南部と北部の大雨特別警報を警報に切り替えましたが、引き続き、16日にかけて土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。
15日6時10分に、福岡県の福岡地方と筑後地方、佐賀県、長崎県の南部と北部の大雨特別警報を警報に切り替えました。
東シナ海から九州北部地方にのびる前線は、15日夜には九州南部付近まで南下し、16日夜にかけて九州北部地方へ北上する見込みです。
このため、16日朝から局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。
九州北部地方では、これまでの記録的な大雨により、土砂災害の危険度が非常に高まっている所や増水している河川があります。
今後少しの雨でも土砂災害の発生するおそれがあります。
<雨の実況>
降り始め(11日3時00分)から15日6時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
山口県
岩国市羅漢山 488.5ミリ
福岡県
大牟田 855.0ミリ
佐賀県
嬉野 1024.0ミリ
大分県
日田市椿ヶ鼻 766.5ミリ
長崎県
雲仙岳 935.5ミリ
熊本県
山鹿市鹿北 855.5ミリ
<雨の予想>
16日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 30ミリ
福岡県 50ミリ
佐賀県 50ミリ
長崎県 50ミリ
大分県 50ミリ
熊本県 50ミリ
16日6時から17日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 100から150ミリ
福岡県 100から200ミリ
佐賀県 100から200ミリ
長崎県 100から200ミリ
大分県 100から200ミリ
熊本県 100から200ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒してください。
河川の増水や氾濫に警戒してください。
低い土地の浸水、落雷や突風に注意してください。
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
この情報は「大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報」を引き継ぐものです。
次の情報は、15日16時頃に発表する予定です。