大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第18号
令和3年 8月14日16時28分 福岡管区気象台発表
福岡県の福岡地方と筑後地方、佐賀県、長崎県の南部と北部に大雨特別警報を発表しています。15日朝まで土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。
福岡県の福岡地方と筑後地方、佐賀県、長崎県の南部と北部に大雨特別警報を発表しています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当します。
佐賀県の嬉野では、11日の降り始めからの降水量が1000ミリに達するなど記録的な大雨となっており、福岡県、佐賀県、長崎県を中心に土砂災害や浸水害、洪水害の危険度が非常に高くなっている所があります。
東シナ海から九州北部地方へのびる前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、激しい雨が降っている所があります。前線は15日にかけて九州付近に停滞する見込みです。
このため、九州北部地方では、15日昼前にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨が続くおそれがあります。
また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
16日以降も、前線の影響で大雨となる見込みです。
<雨の実況>
降り始め(11日3時00分)から14日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
山口県
岩国市羅漢山 426.5ミリ
福岡県
八女市黒木 810.0ミリ
佐賀県
嬉野 1000.0ミリ
大分県
日田市椿ヶ鼻 635.5ミリ
長崎県
長崎市長浦岳 878.0ミリ
熊本県
山鹿市鹿北 710.5ミリ
<雨の予想>
14日から15日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 50ミリ
福岡県 60ミリ
佐賀県 60ミリ
長崎県 70ミリ
大分県 50ミリ
熊本県 60ミリ
14日18時から15日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 180ミリ
福岡県 200ミリ
佐賀県 200ミリ
長崎県 200ミリ
大分県 200ミリ
熊本県 200ミリ
その後、15日18時から16日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 50から100ミリ
福岡県 50から100ミリ
佐賀県 50から100ミリ
長崎県 50から100ミリ
大分県 50から100ミリ
熊本県 50から100ミリ
<防災事項>
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する特別警報、警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、14日23時頃に発表する予定です。