大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第7号
令和3年 8月13日11時40分 気象庁発表
広島県に大雨特別警報を発表しています。土砂災害に最大級の警戒をし、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。14日にかけて、西日本を中心に非常に激しい雨が降り、西日本から北日本の広い範囲で大雨となるでしょう。15日以降も雨が降り続き、総雨量がさらに増えるおそれがあります。
[気圧配置など]
前線が、西日本から東日本に停滞し、南から暖かく湿った空気が流れ込み、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定となっています。前線は、向こう1週間程度は本州付近に停滞する見込みで、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
[防災事項]
広島県に大雨特別警報を発表しています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。西日本では、断続的に非常に激しい雨が降って記録的な大雨となっている所があり、土砂災害や洪水害、浸水害の危険度が非常に高くなっている所があります。また、線状降水帯が発生しやすい状態となっています。
14日にかけて、西日本を中心に雷を伴って非常に激しい雨が降り、西日本から北日本の広い範囲で大雨となるでしょう。
14日12時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
九州北部地方 300ミリ
九州南部、四国地方、近畿地方、
東海地方、関東甲信地方 250ミリ
中国地方 200ミリ
北陸地方 180ミリ
東北地方 120ミリ
その後、15日12時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
九州南部、九州北部地方、四国地方、
近畿地方、東海地方、関東甲信地方 200から300ミリ
中国地方、北陸地方 100から200ミリ
東北地方 50から100ミリ
の見込みです。
広島県では、土砂災害に最大級の警戒をし、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。九州北部地方でも非常に激しい雨が降り続いた場合には、大雨特別警報発表の可能性があります。
西日本から北日本にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
なお、向こう1週間程度、前線は本州付近に停滞するため、西日本から北日本の広い範囲で総雨量がさらに増えるおそれがあります。
[補足事項]
今後、地元気象台の発表する警報、注意報、竜巻注意情報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は13日17時頃に発表する予定です。